新たな地盤補強工事 沈下に備えて安心補強!

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新たな地盤補強工事 沈下に備えて安心補強!

この記事…

 

年頭にあげるつもりが

なぜか… す、すいません。

 

住宅を建てる場合、そのほとんどで地盤調査

つまり、地耐力調査をします。

 

家の荷重が一気に基礎に集まり

それを支える地面の強さがあるのかどうかを調べるのです。

 

最近は基準が厳しくなったのか、補強工事をする場合がとても増えましたね。

 

補強工事としては、摩擦杭工法か鋼管杭工法が主流です。

 

前者は施工費が安くなる、その反面強度が出るまで少し時間がかかる。

また、数十年後の建て替え時には杭が地中障害物になる恐れがあります。

工事費的には安い方ですが、杭打機は8トンあるので、大型車が通れない現場には不向きです。

また、水が大量にいるので、現場に水道が来ていないとNGです。

 

後者は水がなくても施工できるので

工期を急ぐ場合は便利ですが、その反面割高になります。

また、5トンレッカーを合法的に改造したものなので

大型車が入れない現場でも施工可能です。

 

でも、地中に鋼管杭って、錆びないの?

 

錆びます!

 

でも、その進度は50年で1ミリ以下ですので

2ミリ厚の交換は100年は大丈夫、と言う

東京大学の大崎教授の報告がありますので

ご心配には及びませんね。

 

さて、それ以外の工法で言えば、アースオーガで穴を掘り

砕石を詰めて杭にするという工法もありましたが

これは地震による液状化にはとても弱いそうで

実際に見たことはありません。

 

今回の現場で採用された工法は

簡単に言うと・・・いかだ工法?

 

田の字に溝を掘って、補強材を撹拌した残土を埋め戻し転圧する。

 

そうすることで家全体の荷重を地中梁のようなもので繋いだいかだが

支えてくれるそうです。

 

 

 

 

 

 

掘削状況と撹拌材検収状況

 

 

 

 

 

 

撹拌状況と埋め戻し、転圧状況

 

そして完了

 

 

 

 

 

 

どちらにしても、その現場現場によって周りの環境や

道路状況、土質は違ってくるので

専門家の意見に従うようにしましょう。

 

 

とうとう梅雨入りしましたね?

じめじめとした天気が続きますが

ご体調には気を付けて!