梅雨が明けたとたんに暑い日が続きますね。
セミ君たちは毎日元気に耳から夏を感じさせてくれます。
でも、今年はあまりジメジメしない?思いのほか、湿度は高くない?
5年ほど前に行った真夏の沖縄も湿度は低くて
日陰は風がそよぎ、とても過ごしやすかった気がします。
時代は変わる?
いや、その意味で変わるのは良くないし…
変わってきたと言えば家の形!
立面的なデザインにこだわりだしたのはすでに10年以上前ですが
最近はその形態? 階数にも変化が。
平屋!
をご希望の方がものすごく増えてきました。
その数が、何と言うか・・・
異様に増えてきたんですね。
一般的にはシニア世代が「終焉の家」と言うと聞こえが悪い?
終の棲家 として?
そういう形で平屋をご希望される方はとても増えてきたし
それはそれでとても良いことだと思うのです、が
最近はお若い方も平屋を望まれる傾向にあります。
理由は
「二階へ上がれないほど歳を取った時に
寝室が二階にあると困るから」
いや、これ、切実な問題ですよね。
今、一番多いのが30~32坪くらいの総二階建ての家、だそうです。
これを平屋にすると、どんなデメリットがあるか?
言い換えると平屋のデメリットとは何か?
こういう安っぽい言い方だと、「知ってるよ!」と
ほとんどの方に叱られそうです、が
ご存じない方のためにあえて言うと
平屋は坪単価が高くなる
んです。
基礎も屋根も小屋組もすべて総二階建ての倍かかりますので。
ほぼ常識とまで言われているこれらのデメリット以外に
どんなデメリットがあるかと言えば・・・・・
土地が広くないと建てられない!!
んです。
じゃ、どれくらいの広さがいるの?
それはあなたが住みたいと思われている場所によって違います。
もしもあなたがお住みになりたい場所が
住宅地としての最優先地域であれば
第一種低層住居専用地域
として設定されていて、基本的に建蔽率が40%容積率が60%
となります。
簡単にわかりやすく言うと(目安として)
50坪の土地を購入した場合、上記の地域であれば
平屋だと50坪×40%=20坪 となりますので
20坪の家が建てられる最大面積になるんです。
ですので、もしも35坪くらいの家をお望みならば
何坪の土地が必要か?
計算すると出ますね?
35坪÷40%=87.5坪
最低でもこの面積が必要になってきます。
そうなると、今考えておられる土地
大丈夫ですか?
と言う、マイホーム計画で言えば
「そもそも」
の部分から検討しなおさねばならないのです。
角地や行政が特別に定めた地域では
緩和措置があるのですが、なかなかそういう土地は巡ってきません。
大切なのは資金計画
それも借入計画ではなく、返済計画と
全体のバランス…
欲しい家の形に対しての土地の広さ
そもそもそれだけ広い土地がその地域で売りに出ているのか?
とは言え、まずは総二階の家を建てておいて
子供が巣立ち、夫婦二人になった時に
平屋に建て替える!
のがベストかもしれませんが
それも資金的、体力的にかなりのものが必要。
となるとどういう形がいいのか?
若いうちはアパートか借家に住んで
老後のために建設資金を取っておく?
あるいは、中古物件をリノベ、リフォームして当座はすごし
終の棲家として建て替える?
どれが一番いいかは私たちの知識やアイデアではなく
お客さんのご家族の中にあると私は思います。
それを見つけるためのお手伝い、そういうのも得意です。
いつでもご相談をお待ちしております。