いやいや、昨日の雨で少しは涼しくなるかと思えば
まったくもって「そんなのいつの話?」的な
しかも殺人的な猛暑ですね。
先日の「暑い!・・・」の続きです。
窓の話でしたが、今回は壁や屋根のお話。
私はできるだけ白っぽい色をお勧めします。
汚れる?なんだか落ち着かない?
おしゃれっぽく、いや、カッコよく…
黒、真っ黒、濃い濃いグレー
なんだか洗練された感があってかっこいいデザインになりますよね。
でもね、外壁や屋根が熱を吸収しやすい色の場合
いろんなデメリットもあるのです。
熱を吸収しやすい=室内側に熱を伝えやすい。
つまり、室温がどんどん上がってしまう。
それはエアコンの負担となり、電気代の増加や
エアコン自体の寿命にも影響しますよね。
それだけならいいのですが、思いのほか断熱材については
知らない方が多すぎるくらいに多いのです。
きちんと施工されていればいいのですが
正直言っていろんなSNSを見る限りでは
「これ、全然ダメやん!」的なお写真を
堂々と、しかも「断熱材を入れたのでばっちりです!」みたいに
ご自分の知識の低さを発信なさっておられる建設会社も多いのです。
おそらくは市場の〇~〇割は、、、、、じゃないですかね?
〇〇も含めてこんな数字です。
でも、ここでは言えないので、どうしても聞きたい方は
お問い合わせください。
あ、でも、上記フォームでもお電話でもメールでも
どこのどなた様かはきちんとおっしゃってくださいね。
たまにお電話で住所はおろか、お名前も名乗らず
偏った内容のことを偏った聞き方をして
妙に納得されて勝手に電話を切る、ような方がおられます。
あなた、めちゃくちゃ失礼ですよ。
私は申し訳ありませんが、一人ですべての業務を
すべてのお施主様のために精一杯自分の時間の許す限り
対面させていただいています。
ですので、一方的な独りよがりのあなたのような方に
お付き合いする時間はございません。
ご自身のご都合を考えれば、理解できなくもないのですが
名を名乗るというのはやはり、人間としての最低限のマナーではないでしょうか。
そういった最低限のマナーもなっておられない方は
私は苦手です。
多分、すべてを任せる!とおっしゃられても
私はあなたのために一生懸命にはなれないと思います。
あ、すいません、話がそれました。
断熱材は、どんなに良い性能のものでも、その施工方法が悪いと
その性能の6割程度しか発揮できないことがあります。
いい断熱材を進められて、悪い施工で性能が低い。
言い換えると、高い断熱費をかけたのに
断熱性能は低い、と言うこと。
そんなお家が多いのも確かです。
そんな状態で、室温と外気に面する外壁や屋根の表面温度の差が
大きくなれば大きくなるほど、結露を起こしやすくなります。
冷たい飲み物のグラスに、水滴がつくのと同じ原理ですね。
この水滴がつくことを「結露」と言って
実はこの現象が屋根裏や壁内で起こっていることが多いのです。
壁の中や天井裏で結露が発生→湿気がたまる→高温・・・
まさに「ち~ん!」と言いたくなる状態ですね。
ちなみに、外壁の色による熱の吸収を示す写真がこれ
赤い方が温度が高く、黄色い方が温度は低いです。
一軒の家で何でこんなこと?
外壁、こんな感じです。
色によって熱の吸収度が全く違うのがわかると思います。
あ、ちなみに、これも我が家です。
屋根についても黒やこげ茶、濃紺・・・
そういう色がしまってかっこいいのですが
お嫌いでなければガルバニウム鋼板の「素地」をお勧めしています。
少しずれていますが。真ん中の列の一番下
紺色(40.3度)が素地です。
真冬を考えると、熱を吸収する方がよいでしょうが
真冬の暖房負荷、真夏の冷房負荷を考えると
真夏をシャットアウトする方がはるかに大切だと私は思います。
「断熱材をしっかりしていれば窓は樹脂サッシにこだわらなくても…」
とおっしゃられた某社の営業マンさん。
お勉強が足りませんね!
と言いたくなる気持ちがお分かりいただけたと思います。
私は見た目のデザインよりも、こういった目に見えないところを大切にしています。
ほとんどの方がご存じないところのメリット、デメリットを
きちんとお話したうえで、お好きなものを選んでいただくようにしているのです。
「これを選んだのには理由がある!」
こういったこだわりを持たれておられる方
とてもすてきだと思いませんか?
ではまた!