ずいぶんと暖かくなってきました、ら
急に冷え込んだり・・・
でも、一雨ごとに・・・ の季節です。
少し季節はずれ感がありますが、とても大切なお話を。
一般的に、気温は20~26℃あたりが
湿度は40~60%が快適なゾーンだと言われています。
上の写真は同じ温湿度計ですが、右下の坊やのお顔が
左はにっこり! 右はマスクをしています。
左は快適なゾーンだと言うことで、右はよろしくないゾーンだと言うことですね。
湿度は49%ですが、気温(と言うよりは大切なのはお部屋の温度、つまり、室温のこと)が
20℃を切っているからなのです。
これらを裏付ける結果が学会で発表されているそうです。
業界ではとても有名な近畿大学の岩前教授の発表です。
家の断熱グレードが、よくなればなるほど
気管支喘息、喉の痛み、咳、アトピー性皮膚炎やアレルギー性の諸症状に至るまでが
改善されたと言う結果をグラフにしたものです。
薬ではないのですね、治す手段は。
色んな温湿度環境を作ってみました。
冬ではなく、夏場のイメージです。
気温はあまり変えずに、湿度を変えてみたところ
30℃を超えると湿度が32%くらいならば快適
35%を超えると、熱中症注意!
47%あたりになると、要注意!!!
と言うことになります。
でも、49%の湿度でも室温が22℃あたりであれば
快適ゾーンなんですね。
温湿度計、お安く売られています。
同じものを数台買ってきて、お家の色んなところへ置いてみると
色んな発見があります。
ぜひ、ぜひぜひ!やっていただきたいのです!
なぜか!?
交通事故でお亡くなりになられる方が、年に約5000人。
ヒートショックでお亡くなりになられる方が19000人。
約4倍も危険度、つまり死に対するリスクが増えてしまうのです。
リノベーションや大きなリフォーム工事において
断熱性を大切にしていただきたいのは、こういう理由からなのです。
しかしながら、一番怖いのは・・・
むやみやたらに断熱材を入れること。
結露や機密性の悪さにより、かえって不健康な住宅にもなってしまうのです。
その辺の、怖いけど、難しいお話は
いずれ機会がありましたらお話します。