船出・・・

こんなもの、造ってみました!
2007年5月15日
他人事では済まされない問題
2007年5月15日

船出・・・

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先日、中学時代からの友人の結婚式に行ってきました。博多湾を一周するマリノアクルーズでの結婚式と披露宴。私自身初めての経験でしたが、とても素敵な式でした。不肖ながら私がスピーチを頼まれまして、何を話そうか迷ったのですが、やはり今の時期といえば中学の卒業旅行!5人で自転車で九州を半周しました。輪行と言って、自転車をばらして専用袋にて交通機関を利用するのです。黒崎駅からJR各停にて中津駅まで。その後は自転車を組み立て、耶馬溪、青の洞門を進み日田市へ。その後、水分け峠を越えて湯布院へ出た後に、もう一つ山を超えて別府の観海寺温泉のユースホステルへ。ここで一泊です。え?車じゃありません、自転車です。はい、死ぬ目にあいました。由布院へついたのがすでに19時くらい。あたりはどっぷりと日も暮れています。しかも、更にもう一山超えなければならなかったのですから。
二日目は由布院へ戻り、やまなみハイウェイをひたすら阿蘇へ。YMCA阿蘇キャンプと言うユースホステルが二日目の宿。しかし、私の自転車はパンクしてしまい、修理するも何箇所も破れていて修理不可能。近場の自転車屋さんへ寄るもサイズの在庫がなく、別サイズのチューブをだましこんで入れてもらい、何とか走れる状況に。もう一人は足がつったとかで(当たり前ですよね・汗)二人だけは別府駅から阿蘇駅まで各駅停車の旅でした。まぁ、そんなこんなでその時は誰が悪いじゃ、二度と来るか!とか、けんかしながら暗闇の中の峠を越えたのも今ではいい思い出。当時の大冒険、ドラマ!を思い出しながらスピーチしてきました。我が家へ戻り、上二人を見ると4月からは中学2年生。あと2年後に私はあの旅に出たのか?と思うと、二つ返事で許可してくれた両親に感謝するばかりでした。子どもたちは生意気にも大人のつもり。親から見ると、まだまだ子どもなんですよね。気付かないうちに一人前の意見や思考を持ち、自分で判断できる年齢になってきているんです。問題は、その判断が正しいかどうか、ですが・・・。
 フランスでは子どものしつけに手を焼いた親のSOSで、急遽しつけの助っ人を家庭に送り込むTV番組があるそうです。しかし、どこの家庭でもそうですが、子どもに問題があるのではなくて、親に問題がある場合がほとんどだそうです。悪いのは子どもではなく、育てるものが悪いのです。今一度、子育てについて考えさせられた週末でした。